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骨髄を攻撃するストロンチウム

※「放射性物質ストロンチウムの危険性」からの続きです。

体内にあるかぎり攻撃されます
カルシウムと化学的に似た性質を持っている放射性物質のストロンチウムが体内に入り込んでしまいますと、骨や歯に集まってしまいます。

そして骨には血液を作り出す骨髄がありますので、この大切な組織がストロンチウムによって攻撃されることになってしまうのです。

当然のことながら、このストロンチウムによる骨髄への攻撃は、この放射性物質が体内に存在する限り続くことになります。


半減期30年弱のストロンチウム
それでは、このストロンチウムはいつまで人間の体の中に存在しつづけるのでしょう?残念なことに、一度人間の体の中に入り込んでしまったストロンチウムは、そこから離れることはありません。

そしてストロンチウム90の半減期は28.80年、約30年とされています。ということは、血液を作り出す大切な組織である骨髄は、一生ストロンチウムの攻撃に曝されることになるわけであります。


放射線によって骨髄が生涯に亘って攻撃され続けることで体が無事に済むはずもありません。攻撃を受けた血液細胞は、時間の経過とともに血液の癌と呼ばれる白血病や骨の癌を発症することになる確立がかなり高くなってしまうのです

以上のように、ストロンチウムは非常に危険な放射性物質なんですね。


ただし、ストロンチウムから放たれるベータ線は、大気中では数メートルから数十メートル程度しか飛程(ひてい)がありませんので、外部被曝についてはそれほど心配する必要はないでしょう。

ちなみに飛程とは、放射線の拡散距離のことです。



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